埋め戻し土計算ツール
土壌・有機資材寸法を入れると、買うべき量が出ます
埋め戻し土計算ツールの仕組み
まず体積を求め、そのうえで選んだ材料の推定かさ密度の幅を掛けて重量を示します。推奨発注量には、沈下・地面の不陸・わずかな測定誤差のために10%を加えています。
入力した寸法で
4 m × 2.5 m × (30 cm ÷ 100) = 3.00 m³
前提としたかさ密度: ふるい分けなしの埋め戻し土 · 1,187–1,424 kg/m³
詳細ガイド
整地・裏込め・土地のかさ上げに必要な埋め戻し土の実用量
上記の埋め戻し土計算ツールは、計画地の平米数と深さから立米数、トン数、袋数を即座に算出します。庭の窪地の整地、擁壁や基礎まわりの裏込め、または円形の掘削穴の埋め戻しなど、精度の高い体積計算によりトラックの再手配費用や工期の遅れを防ぎます。
埋め戻し土の計算で最も重要な要素は「転圧による締め固まり(目減り)」です。ダンプカーから降ろされたばかりのほぐれた土には多量の空隙が含まれています。15〜20 cmごとの層に敷き均し、転圧機やローラーで締め固めると、体積はおよそ15〜25%収縮します。当ツールはこの転圧係数を織り込んで計算するため、施工後の降雨による地盤沈下を防ぎます。
「埋め戻し土(心土)」と「表土(黒土)」の違いも重要です。埋め戻し土は有機物をほとんど含まない無機質な粘土・砂・岩石片からなり、腐敗や経年沈下が起こりにくく構造的な安定性に優れています。芝生や植栽を行う場合は、埋め戻し土で地盤の高さを築いた後、最上部の10〜15 cmを良質なふるい分け表土で仕上げてください。
庭の片側を高くしてもう片側でゼロにすり付けるくさび形の盛土では、平均の深さを入力します。勾配が一定なら、いちばん深い所の半分です。くぼみを埋める場合は、上に水平に糸を張り、1 mほどおきに深さを測って平均してください。
土質と締め固め度合いで重量・トン数が変わります
1立米の体積は常に1,000リットルですが、土の密度は土質や締め固め度合いで変化します。ふるい分け前のほぐれた土は1立米あたり約1,190〜1,420 kg(約1.2〜1.4 t)、重粘土や機械転圧された土は1,540〜1,780 kg(約1.5〜1.8 t)に達します。
| 埋め戻し土 | 重量 |
|---|---|
| ふるい分けした埋め戻し土 | 1,246–1,483 kg/m³ |
| 粘土質の埋め戻し土 | 1,365–1,661 kg/m³ |
| 砂質の埋め戻し土 | 1,424–1,721 kg/m³ |
| 現場で締め固めた状態 | 1,543–1,780 kg/m³ |
推奨深さと層状転圧の手順
埋め戻し土は厚さ15〜20 cmごとの層(リフト)に分けて投入し、次の層を入れる前にプレートランマー等で各層をしっかりと締め固めてください。
| 芝生の軽微なくぼみ・段差修正 | 5–10 cm |
|---|---|
| テラス・舗装・敷石の下地路盤 | 10–15 cm |
| 基礎・擁壁の裏込め(1層あたり) | 15–30 cm 転圧層ごと |
| 深い穴・プール埋め戻し・法面造成 | 30–90 cm以上 複数層に分けて施工 |
小袋とダンプカーばら配送の比較
小規模な補修ならホームセンターの25 kg袋が扱いやすいですが、大規模な造成やプールの埋め戻しではダンプカー(8〜11 m³)によるばら配送の方が単位体積あたり圧倒的に安価です。
標準パレット1台には袋詰めの埋め戻し土がおよそ1〜1.2 t分(25 kg袋なら40〜50袋程度)積載されます。
埋め戻し土施工で失敗しやすい2つの盲点
一度に厚く入れすぎて中間転圧を怠る
30〜60 cmの土を一度に穴へ投入して表面だけを転圧すると、内部が柔らかいまま残ります。雨水が浸透すると深部から大規模な地盤沈下が起こり、上の舗装や構造物がひび割れます。
埋め戻し土に直接植物を植えてしまう
埋め戻し土は植物の根の生育に必要な有機物や土壌微生物、養分を含んでいません。芝張りや植栽の前には、必ず上部に10〜15 cmのふるい分け表土を客土してください。
埋め戻し土に関する疑問
埋め戻し土についてよくある質問
なぜ計算値に10%を足すのですか?
余分な材料が、わずかな窪み、沈下、こぼれ、きれいな直角になっていない寸法を吸収します。計算値も表示したままなので、両方の数値を見比べられます。
袋数も同じ量から出しているのですか?
両方を表示しています。「計算値」の袋数は測った体積を満たす数、「発注量」の袋数は10%の余裕を含み、端数を切り上げた数です。
重量の推定はどの程度正確ですか?
体積は入力した寸法からそのまま決まります。重量が幅で示されるのは、水分・粒径・組成・締固めがかさ密度を変えるためです。
埋め戻し土(フィルダート)とは何ですか?
埋め戻し土とは、地表の肥沃な表土層の下から採取された心土です。砂・粘土・岩石片からなり有機物をほとんど含まないため、腐敗せず地盤の安定材として優れています。
クリーンフィル(清潔な埋め戻し土)とは何ですか?
植物の根、木片、建設廃材、アスファルト、金属、化学物質などの汚染物質が一切混入していない、安全性が確認された掘削土のことです。
セレクトフィル(選別埋め戻し土)とは何ですか?
建物の基礎、コンクリートスラブ、道路の下地用に、最適な締め固め密度と支持力が得られるよう粘土・砂・砕石の配合割合が調整・試験された高品質な造成土です。
袋詰めの埋め戻し土はどこで購入できますか?
ホームセンター、建材店、園芸資材センターなどで25 kg入りの袋詰め土やレベリングサンドを購入できます。
埋め戻し土の相場価格はいくらですか?
ばら売りの場合、採取場渡しが最も安く、現場配達では運賃が上乗せされます。1立米あたりの単価は地域や配送距離で大きく変わるため、近くの残土・建材業者に見積もりを取ってください。
埋め戻し土はどれくらい必要ですか?
長さ(m)× 幅(m)で面積を出し、深さ(cm)を掛けて100で割ると立米が出ます。転圧による収縮分としてさらに15〜25%上乗せしてください。
埋め戻し土は何に使われますか?
土地の地盤上げ、庭の窪地や穴の埋め戻し、基礎・擁壁の裏込め、テラスやアプローチの路盤造成、雨水を建物から遠ざける水勾配づくりに使われます。
埋め戻し土と表土の違いは何ですか?
埋め戻し土は下層土で、鉱物質で有機物が少なく安定しているため、テラスや土間、盛土の下でよく締まり動きません。表土は植物に必要な有機物と養分を含む黒っぽい上層の土で、構造用の盛土に使うと沈下したり分解したりします。高さを出すのは埋め戻し土で行い、植物を育てる場所はその上を表土で10〜15 cm覆ってください。その層の量は表土計算ツールで計算できます。
無料の埋め戻し土はどこで手に入りますか?
掘削業者、プール施工業者、道路工事の現場は残土の処分先を探していることが多く、無料で運んでくれる場合があります。地域の掲示板やサイトで募集されていることもあります。問題は中身です。コンクリート片、アスファルト、ごみ、有機物を含まない「きれいな土」を指定し、どこから出た土かを確認してください。古い工場跡地や道路沿いの土は汚染されていることがあります。無料の土は芝生の下の盛土には使えますが、土間コンクリートの下など確実に締め固める必要がある場所には向きません。
ダンプカー1台分の埋め戻し土の費用は?
材料費に配達料が加わり、地域差が大きいので見積もりで確認してください。積載量の目安は、2軸トラックで4〜5 m³、中型ダンプ(3軸)で8〜11 m³、大型ダンプ(4軸)で11〜14 m³です。
埋め戻し土1立米の重さはどれくらいですか?
ほぐれた状態で1立米あたり約1,190〜1,540 kg(約1.2〜1.5 t)、しっかり転圧された状態や湿った状態では1,660〜1,780 kg(約1.7〜1.8 t)になります。