フェンス計算ツール
屋外プロジェクト寸法を入れると、買うべき量が出ます
フェンス計算ツールの仕組み
このツールは立米ではなく製品の個数を数えます。したがって答えは、実際に買う部材の寸法によって変わります。選択を変えれば数値も変わります。推奨発注量には、隣に表示したロス率を加えてあります。掛け算を自分でする必要はなく、独立した数値として示しています。
入力した寸法で
3,000 cm ÷ 14 cm = 215 枚
前提: 高さ 1.8 m · 支柱 2.50 m ごと、根入れ 0.6 m · 1スパン 3 本の胴縁 · 幅14 cmの板を突きつけ
同じ現場、次の疑問
この工事に併せて必要なもの
徹底解説
フェンス資材の計算方法 — 支柱、胴縁、フェンス板、コンクリート、工事費用の積算
上のフェンス計算ツールは、木製フェンスの材料を拾い出します。9 × 9 cmの支柱、45 × 70 mmの胴縁、板、25 kgまたは40 kg袋の支柱用コンクリート、屋外用ビス、そして価格を入れればその材料費です。板を突きつけで張る目隠しフェンス、隙間をあけたピケットフェンス、両面から板を重ねて張る互い違い張りフェンスに対応します。樹脂製やチェーンリンクのフェンスでも、支柱間隔にパネル幅または中間柱の間隔を入れれば、支柱の本数・長さ・穴の深さはそのまま使えます。板、胴縁、ビスの数は木製フェンス用です。
フェンス積算の基本は、外周総延長(直線距離の合計)と支柱間隔(ピッチ)の決定から始まります。支柱間隔は一般的に1.8〜2.5 mで配置します。高さ1.8 mの目隠しフェンスでは2.4 mピッチが標準ですが、強風地域や傾斜地、重い目隠しパネルを張る場合は1.8 mピッチに狭めることが推奨されます。必要支柱本数は「(フェンス総延長 ÷ 支柱間隔)+ 1」に、コーナー角部・端部・門扉開口部の追加支柱を加算して求めます。
支柱の根入れ深さと基礎穴の寸法は、風圧荷重と地域の凍結深度によって決まります。計算ツールが使う目安は、フェンスの地上高の3分の1を地中に埋め込み、最低でも60 cmとすることです(例:地上高1.8mのフェンスには全長2.5 mの支柱を用い、穴の深さは60 cm)。これは最小値です。冬期に土壌が凍結する寒冷地では、凍上(フロストヒーブ)による支柱の浮き上がりや傾きを防ぐため、基礎コンクリート底面を必ず地域の凍結深度(GL-60〜100 cm)より深く施工し、深いほうに合わせます。
45 × 70 mmの防腐木材などの横架胴縁(レール)は、縦板を支える構造骨組みとなります。高さ1.2mまでは胴縁2本、標準的な1.8mフェンスでは板の反りや暴れを防ぐため3本(上・中・下)、高さ2.4mでは4本を設置します。フェンス板の枚数は板の実寸法(働き幅)と板間隔(目地隙間)から計算します。加圧注入防腐木材は施工後に乾燥収縮するため、突きつけで施工しても乾燥後に3〜6 mm程度の隙間が生じます。完全な目隠しを維持するには表裏交互に板を重ねる大和張り(シャドウボックス)工法が有効です。
フェンス構造・支柱スパン・資材仕様一覧
住宅用フェンスの一般的な寸法の目安です。計算ツールが扱うのは上の3種類の木製フェンスで、樹脂製、チェーンリンク、アルミの行は比較用です。
| フェンス | フェンス構造・支柱スパン・資材仕様一覧 |
|---|---|
| 木製目隠しフェンス 1.8 m(幅14 cmの板使用) | 胴縁3本(45 × 70 mm) · 9 × 9 cm支柱 @ 2.4 mピッチ · コンクリート25 kg袋 約2.5袋/本 · 穴の深さ60 cm |
| 大和張り(ボード・オン・ボード)1.8 m | 胴縁3本(45 × 70 mm) · 9 × 9 cm支柱 @ 1.8〜2.4 m · 2.5 cm重ね張り用で板枚数約25%増 |
| ピケットフェンス 1.2 m(幅9 cmの板使用) | 胴縁2本(45 × 70 mm) · 9 × 9 cm支柱 @ 2.4 m · 板間隔5 cm · 根入れ穴深さ60 cm |
| 樹脂・人工木プライバシーフェンス 1.8 m | 専用アルミ芯入り12 cm角柱 @ 2.4 mピッチ · 下部レールに補強アルミチャンネル内蔵 |
| メッシュ・ネットフェンス 1.2〜1.8 m | 主柱(端部・角)Ø60.5mm · 中間柱 Ø48.6mm @ 3.0 m · 上部胴縁パイプ Ø42.7mm |
| アルミ形材・鋳物フェンス 1.2〜1.8 m | アルミ支柱 50角/60角 @ 2.0 mピッチ · 工場完成品ユニットパネル落とし込み施工 |
フェンス施工手順と標準工程スケジュール
強風や台風にも耐え、垂直かつ真っ直ぐで長持ちするフェンスを建てるための施工手順。
敷地境界確認と埋設管調査 着工1〜2週間前 | 境界標・境界ピンを確認し、建築基準法・自治体条例の後退基準(セットバック)や民法相隣関係を確認。水道・ガス・電気の地中埋設管位置を調査。 |
|---|---|
丁張り・遣り方と水糸張り 1日目 | すべてのコーナー出隅および門扉位置に木杭と貫板で遣り方を設置。境界線から5cm内側に蛍光水糸をピンと張り、正確な直線を出す。 |
支柱穴の掘削 1〜2日目 | アースオーガー(穴掘り機)や複式ショベルで直径27〜30 cm、深さはフェンス高さの1/3以上(最低60 cm、寒冷地は凍結深度より深く)まで掘削。底面に砕石を8cm敷いて突き固める。 |
支柱建て方とコンクリート打設 2日目 | コーナー柱・門扉柱を先行して建て、2方向水準器で垂直を確認し仮筋交いで固定。水糸に合わせて中間柱を配置し、生コンを打設して雨水が切れるよう天端を台形に仕上げる。 |
横架材(胴縁レール)の取り付け 3日目(コンクリート養生24〜48時間後) | 45 × 70 mmの胴縁を屋外用コーススレッドビス(75〜90 mm)または専用金物で支柱に水平に固定。継ぎ手位置は支柱ごとに互い違いに千鳥配置する。 |
フェンス板張り付けと門扉吊り込み 3〜4日目 | 板の下端を地面から5cm以上浮かせ、ステンレスまたは溶融亜鉛メッキビス・スクリュー釘で固定。門扉には自重垂れ下がり防止の斜め筋交いを設置。 |
木材保護塗料の塗布・塗装 4〜8週間後 | 防腐木材の含水率が低下し水を吸い込む状態まで乾燥させた後、高耐候性・浸透性木材保護塗料(オイルステイン・防カビUVカット)を2回塗りする。 |
支柱穴の基礎コンクリート量と資材配送計画
直径27 cm・深さ60 cmの穴に9 × 9 cmの木製支柱を固定する場合、1本の柱につき約29.5 Lのコンクリート(25 kg袋で約2.5袋)が必要です。コーナー・端部・門扉の柱は直径30 cm・深さ90 cmの穴で約56 L(25 kg袋で約5袋、40 kg袋で約3袋)を使用します。
コンクリート袋の標準パレットは1パレットあたり約40〜50袋(約1,000〜1,250 kg)積載されます。パレット搬入にはフォークリフトまたはユニック車(クレーン付きトラック)の進入経路が必要です。
フェンスDIY・外構工事で避けるべき重大な失敗
基礎穴の掘削深さが浅く地域の凍結深度に達していない失敗
冬場に地中の水分が凍結膨張すると、浅い基礎コンクリートごと支柱が数cm持ち上げられフェンス全体が波打ちます。必ず地域の凍結深度以深まで基礎穴を掘削してください。
土中埋設部に非防腐・地上用木材を使用してしまう失敗
地上用木材をそのまま土中に埋めると、地際の湿気と木材腐朽菌により3〜5年で根元から折損します。必ず「JAS保存処理(防腐加圧注入木材)K4等級以上」の木材を使用してください。
支柱スパンを2.5メートル以上に広げすぎてしまう失敗
支柱ピッチを広げすぎると、胴縁が板の自重と強風の風圧に耐えきれず中央で垂れ下がり、ビスの抜けやフェンスの破損・倒壊を招きます。標準は1.8〜2.4 mピッチを守ってください。
フェンス板の下端を地面や土・マルチに直接接触させてしまう失敗
フェンス板の木口(断面)が土に触れていると、毛細管現象で雨水を吸い上げ続け、シロアリの食害や腐食が急速に進行します。必ず地表面から5cm以上のクリアランスを確保してください。
門扉(ゲート)に圧縮側の斜め筋交いを入れずに組み立てる失敗
木製門扉は自重により外側へ自然と垂れ下がります。必ず「蝶番側の最下点から外側ラッチ側の最上点」に向けて斜めブレース(筋交い)を入れ、突っ張り(圧縮力)で四角形を維持してください。
よくある質問
フェンス施工、部材計算、支柱間隔、費用積算に関するFAQ
フェンスはどうやって作りますか?
頑丈なフェンスを施工する基本手順: (1) 敷地境界・法令・埋設管を確認する。 (2) 出隅・門扉位置に杭を打ち水糸を張る。 (3) 直径27〜30 cm、深さはフェンス高さの1/3以上(最低60 cm、寒冷地は凍結深度より深く)の穴を掘り、底に砕石を敷く。 (4) 支柱を垂直に立てコンクリートを打設する。 (5) 24〜48時間養生後、2〜3本の胴縁(45 × 70 mm)を固定する。 (6) 地面から5cm浮かせた位置に縦板(ピケット)を屋外用ビスで留める。 (7) 斜め筋交いを入れた門扉を頑丈な蝶番で吊り込む。
フェンスの計算式は?
フェンス資材の基本計算式: (1) 必要支柱本数 =(フェンス総延長 ÷ 支柱間隔)+ 1 + コーナー・門扉追加本数。 (2) 必要胴縁本数 = スパン数 × 1スパンあたりの胴縁本数(高さ1.2m以下は2本、1.8 mは3本、2.4 mは4本)。 (3) 必要フェンス板枚数 = フェンス総延長(cm)÷(板の働き幅 cm + 目地隙間 cm)。 (4) コンクリート袋数 = 支柱本数 × 1穴あたりの袋数(25 kg袋で、一般柱は約2.5袋、コーナー・端部・門扉柱は約5袋)。
フェンスの長さはどう見積もりますか?
フェンス延長の見積もりは、50 m巻尺(メジャー)またはウォーキングメジャー(ロードメジャー)を用いて、フェンスを設置する境界線の直線区間をすべて実測して合算します。既製パネルや板を使わない門扉(ゲート開口部)の幅は総延長から差し引いて計算します。
1 haを囲むのにフェンスはどれくらい必要ですか?
正方形の1 ha(10,000 m²)の敷地は1辺が100 mあり、四方全周を囲むには約400 mのフェンスが必要です。長方形や不整形地の場合は外周が長くなります(例:50 m × 200 mの敷地では約500 mのフェンスが必要)。
高さ1.8 mの目隠しフェンスは1メートルあたりいくらですか?
高さ1.8 mの木製目隠しフェンスは、業者施工込みで、DIYで材料だけ揃える場合のおよそ1.7〜1.8倍が目安です(基礎掘削、コンクリート、支柱、胴縁、板、金物、施工手間を含む)。防腐スギ・加圧注入パイン材は安価で、米杉(ウェスタンレッドシダー)はその1.4倍ほど、樹脂・ハードウッドも高価格帯になります。上の費用欄に1メートルあたりの単価を入れると、ご自身の延長での合計が出ます。
フェンスの費用はいくらですか?
フェンス工事の総額は、延長と仕様でほぼ決まります。小さな庭(延長15〜25 m)より、一般的な戸建て住宅の外構全周(延長30〜60 m)の方が当然大きくなります。仕様別では、メッシュフェンスが最も経済的で、木製目隠しフェンスはその約2倍、アルミ形材・樹脂フェンスは木製のさらに約1.4倍の高耐久・高級仕様です。上の費用欄に1メートルあたりの単価を入れると、ご自身の延長での合計が出ます。
チェーンリンクフェンスの設置方法は?
メッシュ・ネットフェンスの施工手順: (1) 境界を測量し、端部・コーナー用(深さ70〜90 cm)および中間柱用(深さ50〜60 cm)の基礎穴を掘る。 (2) 端部主柱(Ø60mm)と中間柱(Ø48mm、最大3m間隔)をコンクリートで固定する。 (3) キャップとテンションバンドを取り付ける。 (4) 上部レールパイプを中間柱のキャップに通して連結固定する。 (5) 金網ロールを展開し、端部にテンションバーを挿入して固定。フェンスストレッチャーで強く引っ張って張りを持たせ、反対側の主柱に固定後、結束線で上部レールと柱に30cm間隔で緊結する。
樹脂製(ビニール)フェンスの設置方法は?
樹脂(PVC / 人工木)フェンスの施工手順: (1) 支柱ピッチを正確に2.4m(芯々)で墨出しする。 (2) 直径25〜30 cm、深さ80〜90 cmの穴を掘削。 (3) 12 cm角の樹脂支柱を垂直・通りを完全に揃えて生コンで固定。 (4) コンクリート硬化後、支柱のスロット穴に下部レールを差し込み内部アルミ補強芯を入れる。 (5) 本実(サネ)加工の目隠しパネルを縦にスライドして溝に嵌め込む。 (6) 上部レールを被せて支柱にロックし、支柱トップキャップを専用接着剤で固定する。
フェンスの支柱の間隔はどれくらいですか?
住宅用ウッドフェンスおよび樹脂フェンスの支柱間隔は、1.8〜2.5 mピッチ(芯々)が標準です。2.4 mピッチは市販の2.4 m・4.8 m定尺材の歩留まりが最も優れます。台風・強風地域や重い目隠し板を使用する場合は、胴縁のたわみや風圧倒壊を防ぐため1.8mピッチへの短縮を強く推奨します。ネットフェンスの中間柱は最大3.0mまで飛ばせます。
支柱1本あたりコンクリートはどれくらい必要ですか?
直径27 cm・深さ60 cmの穴に9 × 9 cmの支柱を固定する場合、1本あたり約29.5 Lのコンクリート、ドライ生コン(25 kg袋)で約2.5袋が必要です。強風を受けるコーナー・端部の柱や門扉の吊り元柱(直径30 cm・深さ90 cm)には約56 L、25 kg袋で約5袋(約125 kg)のコンクリートを充填して基礎強度を確保します。
フェンスの門扉はどう作りますか?
下がらない頑丈な木製門扉の作り方: (1) 門扉開口部の内寸を測り、蝶番とラッチ金具のクリアランスとして左右合計2.5〜3.5 cmを引いた寸法で枠を設計。 (2) 45 × 70 mmの材で頑丈な四角い木枠を組み、コーナーを半欠ぎ継ぎまたはコーススレッドで固定。 (3) 「蝶番側の下部コーナーから、ラッチ側の上部コーナー」に向けて対角線上に斜めブレース(圧縮筋交い)をしっかりと突っ張らせる。 (4) 外側のフェンスと高さを揃えて縦板を張る。 (5) 支柱側に頑丈な大型T字蝶番・打掛錠を取り付ける。
フェンスの面積はどう計算しますか?
フェンスの表面積(塗装・防腐塗料の必要量や資材積算用)は、「フェンス総延長(m)× フェンス高さ(m)」で計算します。例えば、延長30m・高さ1.8mのフェンスの片面表面積は54 m²です(両面を表裏塗装する場合は2倍の108 m²の塗料を準備します)。
延長30 mのフェンスに支柱は何本必要ですか?
延長30 mの直線フェンスで支柱ピッチ2.5 mの場合、13本の支柱が必要です(30 ÷ 2.5 = 12スパン + 終端柱1本 = 13本)。支柱ピッチ2 mの場合は16本(30 ÷ 2 = 15スパン + 1 = 16本)となります。門扉や出隅コーナーがある場合はさらに追加します。
互い違い張りフェンスには板が何枚必要ですか?
フェンスの長さを、板幅から重ね代を引いた値で割ります。板は胴縁の両面に張り、それぞれが反対面の隣の板と重なるので、幅14 cmの板を2.5 cm重ねて30 m張るなら3,000 ÷ 11.5 = 261枚です。同じフェンスを突きつけで張れば3,000 ÷ 14 = 215枚です。上で互い違い張りを選べば自動で計算します。